英語がハンデになる

さて、仕事でいろんな移民のファミリーとお話することがあって、今週は少し考えさせられた。

留学エージェントの仕事もしていて、時々学生をPickUpして
ホストファミリーの家に送り届けることがある。
僕はアジア系の家に行くのが結構好きだ。
アジア系のファミリーは結構優しい。
僕達が行くと結構歓迎してくれる。
飲み物はもちろんのことお菓子やケーキまで出てくる。
まあ、学生を歓迎するのは当たり前の事だけど
僕にまでお茶を出してくれたり、興味を持って話してくれるのは
アジア系の家が多い。
それも白人と結婚したアジア系の奥さんとかではなくて、
夫婦ともにアジア系の家庭とかがいい。
もちろん白人家庭でも優しい家もある。
だけど、大体は仕事の話だけしてNice meeting youで終わりだ。

カナダの良いところは個人やプライバシーを尊重するところ。
でも、それが冷たく感じる事も少なくない。
みんなそれぞれ個性を持っているので、流される事が少ない。
友達と何も決めずに集まって、みんなで「どうする?」みたいに
うだうだ、まったりして誰かが何かしたいって言ったら
みんなが付き合うみたいな日本人的な感覚が好きな僕としては
マイペースな個人の集まりみたいな国民性はやっぱり馴染みにくい。
プライバシーとかもそんなに気にしないから
ちょっと踏み込んでくれるぐらいのほうが温かくて好きだ。

気付けば僕の周りにいるカナダ人の友達は”例外”が多い。
あまり自己主張せず、結構義理がたく、協調性がある人が多いかも。

話しは少しそれたけど、
今週言った移民の家庭でお母さんがいい話しをしてくれた。

アジアの国から家族で移民して6年目らしい。
お父さんはエンジニアなのでそれで技術労働者として移民したそうだ。
ところが、BCではBCで資格を取らないとエンジニアができないため
お父さんは掃除の仕事をしているそうだ。
お母さんも最初は英語があまりできなかったので全く仕事に就けなかったそうだが
今はベットメイクの仕事についているみたいだ。
自分の持ち家もあるぐらいだから、自国ではかなり稼いでいたのだろう。
暮らしは大変だけど、子供達の教育のためにもカナダはいいし、自分の国よりも生活水準が高いからカナダが気に入ってるそうだ。彼らにはそれだけ苦労してでもカナダに住むメリットはあるわけだ。
移民の人は優秀な人が多い。そうでなければ移民できない。
でも、その能力を発揮できずに、低賃金の労働をしている人も多い。
お母さんは、自分たちが移民したての頃、誰にも助けてもらえず
苦労をした経験があるので、困っている移民の人達がいると放って置けないみたいだ。
今までも、何人か困っている人達を家に1ヶ月ほどタダで泊めて、
仕事の世話もしてあげたそうだ。

この事について韓国人の友達と話した。
彼がいい事を言った。
「自分の国に帰れば、ここで身に付けた英語や経験が大きなAdvantageになる。
でも、ここにいたら英語がDisadvantageになる。」
そのとおりだと思う。彼はこちらでMasterをとり、大きい会社で働いているがMeetingとかで意見の食い違いがあると、いきなり英語の間違いとかを指摘されてバカにされる事も多いそうだ。彼もこちらでの”修行”は2年が限界だと思っている。

僕の仕事は旅行者にVictoria、Canadaを案内する事。
旅行者の方々に、Canadaいいわねぇとか、こんないいとこ住んだら日本に帰れなくなるねぇとか言われると複雑な気持ちになる。
そんな時には、カナダの短所を羅列するわけにもいかないから、
いかに日本がいい国かを説明する事にしている。
僕はVictoriaが好きです。だから3年も住んでいられる。
でも、将来も考えると自分の国が一番だと思う。
日本は平和な国で生活も安定してるし、仕事も沢山ある。そしてなにより自分は日本人で
カナダで身に付けた英語や経験を日本で高く売る事ができる。
無理して、苦労をしてまで移民する理由は見当たらない。少なくとも現状では。
海外に長期滞在した事がある人には、海外生活の長所短所両方がわかるはず。
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by guide289 | 2006-08-15 13:10
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